海外挙式のウエディングドレス事情!レンタル?購入?メリットデメリットも

ウエディングアイテム

海外挙式のウエディングドレス

海外で挙式を挙げる時に着るウエディングドレス。どこまでも広がる青い空と海に囲まれたリゾートウエディングや、ゴシック調の歴史ある教会、おとぎ話に出てくるようなコテージ。なんと言っても素晴らしいロケーションで行う海外挙式なんですから、その場所の雰囲気にぴったりのドレスを纏い、愛する人との素敵な写真を残したいですよね。

海外挙式でドレスを用意するには以下の4パターンから決める事ができます。

  1. 日本でレンタルして現地持ち込み
  2. 日本で購入して現地持ち込み
  3. 現地到着後にレンタル
  4. 日本でレンタルして現地で受け取り

それぞれの特徴やメリットデメリットをご紹介していきます。

日本でレンタルして現地持ち込み

ウエディングドレス

ドレスをレンタルする場合は海外挙式を申し込んだ代理店が提携しているドレスショップか、自分でドレスショップを探して海外へ持っていく方法があります。
国内でレンタルする時は、店舗でドレス・小物を決定 → 渡航前に引取 → 海外挙式 →帰国後返却 という流れが一般的。

じっくり時間をかけてドレスや小物を選べるので納得いくドレスを見つける事ができます。ドレスを選ぶ時期は早い人は挙式予定の1年前から、遅くて2,3週間前まで。最も多いのは半年ほど前だそう。
もっとこだわりたい方はオーダードレスという選択肢も。

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レンタル費用は海外挙式代理店で提携しているドレスショップですと安くて10万円ほど。
もし提携しているドレスショップ以外でレンタルする予定の方は海外挙式でもドレスの持ち込み料がかかってしまう事もあるので、代理店を決める際に事前に確認しましょう。

メリット1 納得いくまで選べる

国内での挙式同様、何度でもドレスを試着して決める事ができ、ショップによっては式の2,3週間前までドレスを変更できたりと融通がききます。また、サイズも自分用にお直ししてくれるので身体にフィットした、より美しく見えるドレスを着用できます。

メリット2 小物も一緒にコーディネート

ドレスのベールや、グローブ、ティアラ、ネックレス、そしてシューズ。どれも大切で欠かせないウエディングアイテム。ドレスショップではドレスとコーディネートしたものを一緒にレンタルでき、自分で小物を用意する場合もドレスショップに持っていけば合わせる事ができます。ですので、あれ?ちょっとあわない・・・?なんて事はなく、トータルコーディネートされたドレス姿で結婚式を挙げられます。

メリット3 保管しなくて良い

ドレスは空港、ドレスショップで受け取る当日までショップで綺麗な状態で保管されているので、自宅で保管したりお手入れをしなくても大丈夫。日本に帰国したらドレスは郵送か持ち込みで返却するだけなのでとっても楽チン。

メリット4 挙式とお披露目で違うドレスを着られる

海外挙式と帰国後のパーティーそれぞれでレンタルすれば、違うデザインのウエディングドレスを着る事ができます。勿論その分お金はかかってしまうのですが、色々なドレスを楽しめちゃいます。

デメリット1 日本でのお披露目で着られない

レンタルで挙式当日以外に着ようと思うと、その度に料金がかかってしまいます。また同じドレスを日本でお披露目したいと思っても金額面やレンタルスケジュールを抑えたりと大変です。

デメリット2 クリーニング代の心配

クリーニング代やメンテナンス代も含めた料金でドレスを貸し出されてるドレスショップが多いので、通常のクリーニングで落ちるようなシミであれば追加のお金はかかりません。ただ、例えば色素の濃い汚れがついてしまったなど通常のクリーニングで落ちない場合は追加料金が発生してしまう事も。せっかくのビーチフォトや外でのローケション撮影はクリーニングの事なんて気にせず楽しみたいですよね。その為レンタルですと気持ち的に少しネックになってしまう事も。
もしどうしても心配な方はウエディングドレスの補償に入れるプランもあるので加入を検討してみてください。大体1万円前後で汚れや破損などの補償を受けられます。

デメリット3 人気デザインは争奪戦

早い人は1年前からウエディングドレスを決めていたりと、人気なドレスであればあるほど予約が困難になります。また日本での挙式に比べてレンタル日数が長い海外挙式。希望のドレスが予約できるかどうかはタイミング次第です。

日本で購入して現地持ち込み

ウエディングドレス

こだわりのウエディングドレスをオーダーしたり、選びぬいたドレスを購入したりと自分だけの特別なウエディングドレス。

ドレスショップやインターネットで購入したり、海外から取り寄せたり選択肢が沢山あるドレスの購入。また、ヴェラヴォン等レンタルで殆ど扱いのないドレスを着れたりと憧れのウエディングドレスを実現できるのも魅力。

購入金額は安いもので5万円〜。最近ではフリマサイトやインターネットで素敵なドレスが売られている事もあり、昔に比べて手軽に購入できるようになりました。ただし持ち込み料がかかると予想より高くなってしまうかもしれないので代理店を決める時に事前確認しておきましょう。

メリット1 自分だけの

自分だけのウエディングドレスは、まだ誰も着ていない真っさらな状態。クリーニングそれてるとはいえ少し黄ばみや汚れがあったりどうしようという心配は無用です。
オーダは自分の身体に合わせて作るので美しいラインがでるようフィットしたドレスを着る事ができ、細かい変更ができるのも特徴です。

メリット2 何度でも着れる

結婚式後にハネムーンでフォトウエディングを行ったり、お披露目パーティーや前撮りなどウエディングドレスは何度でも着る機会があります。レンタルですとその都度お金がかかりますが、購入した場合は追加料金なく何度でも着る事ができます。その為何度か着る予定の方はレンタルするより購入した方が安い事もあるんです。

メリット3 気にせずに

リゾートウエディングはビーチなど外で着るのでレンタルの場合どうしても汚れが気になってします。その点購入したドレスは自分だけのもの。細かい事は気にせずに挙式やフォトウエディングを楽しめます。

メリット4 手元に残る

思い出としてとっておけるドレス。赤ちゃんが生まれたらベビードレスにリメイクしたり、子供に託したりできるのは購入したからできること。ただしこれはデメリットにもなるようで。

デメリット1 手元に残る

場所を取ったり湿度や保管状態に気をつけて大切に扱わなければいけなかったり、何かと大変なドレスの保管。また保管しておく為のメンテナンス費用もかかります。
思い出のウエディングドレスを手放すタイミングが難しく、いつまでも残ってしまうのはメリットでもあり、デメリットでもあるのです。

デメリット2 持ち運びや保管が大変

レンタルと違い持ち運び用のドレスケースやトランクは自分で用意する必要があります。金額は大体5,000円〜。
また、購入して届いたその日からシワにならないようにお部屋に吊るしたり、汚れがつかないようドレスの裾の下に綺麗な布を引いたり、カバーをかけたりする必要があります。

海外でレンタル

ウエディングドレス

結婚式を挙げる国に到着してからウエディングドレスを選ぶ海外レンタル。その国の風土にあったウエディングドレスに出会えたり、何より身軽で海外に行けるというのが魅力。手ぶらで渡航するので、周遊型の新婚旅行を兼ねて海外へ赴かれる方にもぴったり。海外レンタルは日本でレンタルして現地で受けとる流れと、海外に到着してから選ぶ2通りのパターンがあります。

メリット1 身軽に海外へ

ウエディングドレスだけでなくアクセサリーやベール、靴など全部自分で持って行くとなったら大荷物!全部海外で借りる事ができれば通常の旅行と変わらない荷物で済みます。

メリット2 国内で行う準備が少なくなる

日本で忙しくゆっくりドレス選びをしている時間がないという方にも海外レンタルはぴったりです。こだわりだすとキリがないウエディングドレス選び。海外でサクッと気軽に決められるのは魅力です。

メリット3 ロケーションを見てから決めれる

もしリゾートで結婚式をあげる場合、ドレスショップには美しい青い空と海にぴったりなドレスが揃い、そして現地の雰囲気を見てからドレスを選ぶ事ができるのでロケーションにぴったりなウエディングドレスを選べます。
他にもヨーロッパの荘厳な教会やコテージなど、実際に訪れてみたいと分からない雰囲気を見てから決めれるのは海外レンタルならでは。

デメリット1 運命のドレスが見つからない!

選ぶ時間やドレスの数が限られている中で選ぶのは大変。日本で事前に写真を見て確認していても実際着てみたらなんだかしっくりこない、運命のドレスが見つからない!なんて事も。

デメリット2 サイズが合わない

取り扱いサイズは9号が一番多く、多少大きい場合には現地で縫って調整してもらえまます。そして体型的に9号から離れて行けば行くほど選べる幅が狭まりますので、そういった方はあまりおすすめできません。

デメリット3 現地でゆっくりできない

どうしても時間のかかってしまうドレス選び。海外滞在期間が短い方や、現地でゆっくりとした時間を過ごしたいとお考えの方は、日本でドレスを決めておいた方が海外での時間を有意義に過ごせます。

日本でレンタルして現地で受け取り

日本でフィッティングしたのと同じデザインのドレスを現地で受け取るシステムは、身軽に海外に行けて、なおかつ事前に日本でゆっくりと時間をかけて選べるので海外挙式のウエディングドレス選びの主流になりつつあります。

メリット1 良いとこどり

日本でじっくりと時間をかけてウエディングドレスを選び、海外へは大きな荷物を持たず身軽に行けるなんてまさに良いとこどりのシステム。お気に入りのドレスを着れますし、また事前に決めておく事で安心感もあります。

デメリット1 ドレスショップが少ない

全部のドレスショップや式場がこのシステムを採用している訳ではないので、通常のレンタルより限られた中から選ぶ事になってしまいます。また結婚式の代理店と提携しているドレスショップでの取り扱いがない場合、別のドレスショップでのレンタルとなり持ち込み料金がかかります。

ドレスを持っていく時の注意

海外へドレスを持っていく際はちょっとした注意が必要。注意点やポイントをご紹介していきます。

シワになる?

海外へは飛行機に乗せて持っていきます。ドレスは専用ケースにいれて持っていくのですが、折りたたんだ状態なのでどうしてもシワが懸念されます。解決策としては、シワになりにくいチュール素材のウエディングドレスを選ぶか、シワが目立ちにくいもの、軽いアイロンでシワがとれる素材を選ぶといった方法があります。
また、飛行機で機内持ち込みをした際にCAさんに「もし空いている席があれば吊るして下さいませんか?」とお願いして、できるだけフラットな状態にしておく事もできます。勿論飛行機内の空席状況などによって異なりますので絶対に可能という訳ではありません。

ホテルに到着したらすぐに部屋に吊るしてください。アイロンをかけても良い素材でしたら、早めにアイロンをかけてくださいね。海外の使い慣れないアイロンは思わぬ高温でドレスが焦げてしまうかもしれないので、日本のスチームアイロンを一緒に持っていくのがおすすめ。その際に変換用のプラグも忘れないようにしてください。

機内持ち込みは絶対!

飛行機で運ぶ際にはウエディングドレスやタキシード、小物一式までも絶対に機内持ち込みにしてください。チェックインカウンターで預ける受託荷物にしてしまうと荷物が行方不明になってしまうロストバゲージや、他の乗客のトランクからジュースが破裂して漏れたりしてシミがつく事が懸念されます。
シルクなど重い素材で持ち運びが大変な場合はドレス用のキャリーを貸してくれるショップもあるので事前に相談してくださいね。

最後に

日本での挙式より決める事が多い海外挙式のウエディングドレス。色んな選択肢があるからこそ、自分達らしい結婚式が挙げられるように情報収拾したり、2人で相談しながら決めていってくださいね。

    ドレスを決める前に確認しておく事

  • ドレスを使う回数は何回?
  • 2回以上の場合は同じドレスor違うドレスが良い?
  • 代理店の衣装持ち込み可否と条件は?
  • ロケーションにぴったりなウエディングドレスは?